2007年、初めてのタンザニア体験は 東のダルエスサラームから始まり西の端キゴマまでの横断。
日本からは路線が出来たばかりのエミレーツ航空、ドバイで乗り継いでタンザニアのダルエスサラームへ。
乗り継ぎ時間を含めて約21時間。
ダルエスサラームで1泊、翌早朝に国内線プレシャス航空、キリマンジェロ行きで1時間20分。
キリマンジェロの麓の町アリューシャへ。
アリューシャ空港に降りると、360度のパノラマ、鮮やかな原色の花々が咲きほこる。
空港にサファリ行きの4WDとドライバーのアダム君が待っていました。
いよいよ4日間サファリ廻りをしながら西へ、ヴィクトリア湖の辺にあるムワンザの町まで行きます。
アリューシャでは、ツアーのオフィスにより、マーケットで主に3日分の飲み物や途中での食料を買い込み、車に積み込みます。
両替のために車を止めると、車を取り囲む。
町は人で活気があり、マサイ族の人々の鮮やかな衣装が目に飛び込む。
みな一様に携帯電話を離さず・・・
今日はこれからマニエラ湖国立公園へ。
そしてサファリパーク内のロッジまで、ほぼ半日車で走り続けるのです。
メインロードから外れたデコボコ道、人々の生活の中を通り抜ける。
途中の町の様子。↓
マニエラ湖国立公園までの間には、マサイ族の居住地があり、茅葺きの家や牛の群れを引くマサイの人々が生活している。
通常、サファリツアー客の多くは、マニエラ湖をスルーしてクレーターで有名なンゴロンゴロやセレンゲティーに急ぐらしい。
公園の入口には たくさんのバヴーン(猿)の群れが、全くおかまいなしに車に飛び乗る。
インパラ・ブルーモンキー・キリン・象・カバ・ダチョウ・ペリカン・・・・次から次に目に飛び込む野生の動物たちの中を走る。
タンザニアは国立公園も多く、ンゴロンゴロ・セレンゲティ・・・・・・・・・・・などなど。
どこが始まりでどこが終点なのか、全くわからないくらい広大なサファリパーク。
朝9時にアダム君がロッジへ迎えに来て、そこで作ってくれたランチボックスを車に積み込み、出発。
そして・・・車は陽が落ちる少し前まで延々大草原を走り続ける・・・動物たちを探しながら・・・
双眼鏡が手放せず、象やキリン、ガゼール、バッファロー、シマウマ、チーター、ライオンも・・・
大群だったり、家族だったり、ひとりだったり・・・見つけるたびに「わ~わ~」思わず・・・
時間も何もかも忘れ、ただただ草原と動物と太陽と。
アフリカの大きさに言葉をなくす瞬間。
地球に生きていることの奇跡を感じる瞬間。
そこには全く別の時間が流れてゆく。
3日間同じように朝出発し、次々にサファリを走りながら夕方次のロッジへ。
そしてビクトリア湖の辺の町ムワンザに到着。
この町はいろいろな場所から人が集まってきているせいか、のんびりした雰囲気はあまりなく、治安も悪くなっているということ。
経済活動が活発になると、お金を追う人は皆顔つきまで変わってしまう・・・
ちょっとばかり警戒しながら歩いていると、後ろを歩いていたティーンエイジの女の子2人が、サッと私の髪に触れて、恥ずかしそうに笑いながら通り過ぎた。
びっくりしたけど、ストレートの髪がきっと珍しかったのだろう・・・それにに東洋人も?
ムワンザのホテルの入口には、派手な服とお化粧の女性が人待ち顔で立っている。
公然とその種の商売が成り立っている町である。
ホテルの支配人はとてもフレンドリーで、とりわけ友人のヨーロッパ人とはよく話をしていた。
そうそう、この旅はひとり旅ではなく、ダルエスサラームからはヨーロッパとアラブの友人が一緒だった。
白人とスカーフをかぶった人と東洋人・・・並んで歩いているとみんな珍しげに見ている気配が感じられる。
確かにね・・・不思議な・・・かも・・・でも地球人ですから、みんなともだち。
翌朝、そんなムワンザの空港からいよいよ西の端キゴマへ。
フライトはナント、UN(国連)の飛行機。
荷物の重さを計りで測って・・・あまり大きい物は乗せてもらえないと聞いていたので、極力コンパクトな荷造りでやってきた今回の旅。
無事に乗り込んだ飛行機は乗客10人の小さなもの。
もちろんプロペラ機。
国連関係者が乗れるのですが、家族扱い?ちゃんと料金は支払いました。
早朝だったせいもあり、機内ではぐっすり・・・目が覚めるとキゴマの空港。
空港・・・どこ?が?・・・という・・・これもアフリカの素敵なところ。
そしてまた、キゴマでの素晴らしい日々が・・・